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[6]いよいよWeb構築実践編!

テンプレートを作ろう

図1
Macintoshに標準でインストールされているSimpleTextの保存画面。ボタンやらダイアログの大きさやらアイコンをカスタマイズしてて申し訳ないです。(^ ^;; 囲んであるアイコン、つまり二枚の紙が重なったようになっているアイコンがひな形への保存形式です

図2
DREAM WEAVERの[ファイル]メニューに[テンプレートとして保存...]というコマンドがあります。これで保存すれば、テンプレートのHTMLができあがり。以降はこのひな形を元に編集していけばOK

 テンプレートとはひな形という意味で、これを元にファイルを作りますよ〜という、クッキーなんかの型のことだと思ってください。一枚一枚0からHTMLを起こすのもいいのですが、まず元となるレイアウトサンプルのHTMLを作り、それを元にファイルを別名で保存していくといった手法を取りましょう。
 必要なテンプレートは、最初に作ったラフと同じ数が必要ですね。トップページ、各コーナーページ、それから小説のトップページ、小説本文のページなど、コーナーごとにラフを作ったはずです。一枚絵の画像を作った人も同じように、それぞれのページをHTMLに起こしていきます。
 私はいつも、Studio Mercuryのトップページ、メインページ(私のサイトでは更新履歴などを載せるindex2.htmlのページ。これがほとんどのコーナーのテンプレートになります)、それから小説のトップページの3種類を作ります。それを「template.html」「novel_top.html」などと適当な名前を付け(後に大々的なリニューアルをすることや後から微調整することも考えて、ファイル名のあとに日付を入れておくと便利です。ここではサーバーにアップロードしない自分だけの環境で使うだけのファイルですから、特に前述したようなファイル名の規則に従わなくてもかまわないと思います)、サイト構造と同じディレクトリ構造で保存しておきます。このとき、[public_html]のディレクトリにベタで置くファイル、その下に作ったフォルダに置くファイル、そのまた下のフォルダに置くファイルなどなど、ディレクトリの深さにあわせてリンクやイメージファイルへのパスを書き換えたテンプレートファイルをいくつも用意しておきましょう。パスについては後ほど詳しくご説明します。
 よくやってしまうのが書き換えたファイルを「上書き保存」してしまい、元のファイルに戻せなくなってしまうこと。私も寝ぼけているとよくやります。私はマウスを使わずキーボードのキーコンビネーションで保存したりファイルを開いたり、操作を取り消したりするので、ついついキーボードのcommand+Sキーやcontrol+Sキーを反射的に押してしまうのです。とても萎えると同時に、いいようのない怒りに打ち震え、ふてくされて寝てしまいます。
 そんなことのないように、気をしっかり持って気合いを入れて「名前を付けて保存」を選択しましょう。また、お使いのソフトウェアのマニュアルなどを参照して、操作の取り消し回数をメモリの許す限り、例えば無限大に設定しておくなど、上書きしても復帰が可能な状態にしておくことをおすすめします。ちなみに私はいつも無限大の取り消し回数で救われています。

 もっといい方法は、作ったテンプレートファイルを「ひな形」形式として保存してしまうことです。「ひな形」ファイルとは先ほどご説明したように量産するための型のようなものだと思っていただければと思います。つまり、このひな形の形式でファイルを作っておけば、ひな形を開いて編集し、保存しても上書きされず、必ず別名で保存する形になるので、元のファイルを紛失してしまうことがありません。
 残念ながらふつうのテキストエディターでひな形を作れるのは、MacintoshのSimpleTextという標準でインストールされている簡易テキストエディターとmi(旧ミミカキエディット)と呼ばれる、スクリプト書きに特化した機能を持つものしか私は知らないのですが(しかも実際には使ったことがないのです、すみません)、例えばマクロメディアのDREAM WEAVERやMS Wordなどのソフトウェアには、保存する際のメニューにひな形(テンプレートとして)保存のオプションがありますので、お手持ちのソフトウェアに付属しているマニュアルなどを参照してみてください。これのおかげで作業効率は格段に上がりますよ。


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