|
情報の整理はWeb作りの基本 |
|
なんとなくおもてなしの意味が分かってきたら、サイト全体の設計図を書いてみましょう。この設計図を書くという作業はとても重要なものです。建築物やプラモデルに設計図があるのと同様で、それを元に作っていく必要があります。頭の中で設計図が描ける人は、プロでもなかなかいません。まずはパソコンにいきなり向かわずに、紙に書き出してみる作業から始めてみましょう。
紙に書くことで情報の整理がしやすくなります。また、ここでどんなレイアウトにしてどんな色を使ってどんな要素が必要か、料理で言えばレシピができあがるわけです。そしてさらに、サイト全体の構造を自分で把握し、どこにどんな仕組みを取り入れるかが明確になってきます。それでは紙と鉛筆で設計図作りにとりかかってみましょう。
小説その1本文
小説その1あとがきなどの小説に関する雑記
小説その1登場人物の紹介
小説その1小説の設定資料
小説その1キャラクター人気投票
小説その2本文
小説その2あとがきなどの小説に関する雑記
小説その2登場人物の紹介
小説その2小説の設定資料
小説その2キャラクター人気投票
自作イラスト
訪問者からのいただきものイラスト
訪問者からのいただきもの小説
キリ番報告などの特設ページ
日記
プロフィール
リンク
雑談掲示板
感想掲示板
チャット |
まずは小説以外にどんなコンテンツ(メニュー)が必要かを考え、Webサイトでやりたいことリストを書き出してみましょう。
ここでは自分の作りたいものを書き出してみるのがいちばんです。このほかに、例えば好きな漫画、アニメ、ゲームについて熱く語るページもよし、絵が描ける人なら自作の漫画を掲載するページを作ってもよし。コンテンツの内容を作るのはほかでもないあなたですから、ここは遠慮せずに自分のやってみたいことをどんどん書き出してみましょう。ここでは右の例のような項目を書き出してみたと仮定します。
さて、書き終わったらその項目を眺めてみましょう。ざっと見たのですが、これだけのメニューはだいぶ多いように見受けられます。もう少し整理する必要がありそうですね。まずはこれらの項目にそれぞれ、Webサイトのトップページのつもりでメニューの名前を付けてみましょう。
小説その1
小説その1あとがき
小説その1登場人物紹介
小説その1小説の設定資料
小説その1人気投票
小説その2
小説その2あとがき
小説その2登場人物紹介
小説その2設定資料
小説その2人気投票
イラスト
いただきものイラスト
いただきもの小説
キリ番
日記
プロフィール
リンク
雑談掲示板
感想掲示板
チャット |
あまり代わり映えしませんけど(^ ^;;。こういうメニューをつけてみました。しかし、よくよく見るともっとまとめられそうですね。例えば、あとがきは小説の本文のあとに、登場人物紹介と設定資料は一緒のコーナーに、いただきものはひとつにまとめ、掲示板とチャットもひとまとめにできそうです。
小説
設定資料
人気投票
イラスト
いただきもの
キリ番
日記
プロフィール
リンク
小説その2人気投票
イラスト
掲示板・チャット |
これでメニューが少し減りましたね。同じような内容のものは一緒にする、必要ない項目は削る、などなど、メニューを決めるうえで情報の整理はたいへん重要です。
例えば小説などでもそうですが、書きすぎて読者が混乱してしまうこともあるので、あえて書かない、そういった技法があると思います。それと同じものだと思うといいでしょう。
実は情報の整理とは、Webサイトや小説に限らず、雑誌・書籍の編集などでは当たり前に行われている作業です。シンプルにして余計なものをそぎ落としていく、これが「見やすいページ」への第一歩です。
また、この項目にプライオリティ(優先順位)をつけていきましょう。小説を公開するページですから、当然このサイトの売りは「小説」のページになります。重要だと思うものに番号を振り、順番を入れ替えてみましょう。さらにもうちょっとまとめられそうです。私はこんなふうにまとめてメニューを作ってみました。
(1)小説
├1.小説その1
│ ├a.登場人物紹介
│ ├b.設定資料集
│ ├c.イラスト
│ ├d.人気投票
│ └e.あとがき
└2.小説その2
├a.登場人物紹介
├b.設定資料集
├c.イラスト
├d.人気投票
└e.あとがき
(2)キリ番
(3)いただきもの
├1.いただきものイラスト
└2.いただきもの小説
(4)掲示板・チャット
├1.雑談掲示板
├2.感想掲示板
└3.チャット
(5)リンク
(6)日記
(7)プロフィール |
これでずいぶんメニューとコンテンツの内容が固まってきましたね。これがサイトの柱になります。こうすることでどれくらいの作業が発生して、どこから手を付ければいいか優先順位ができてきました。これを元に、今度は肉付けをしていく作業に入ります。
Back<< |
トップページへ |
>>Next
|