番外編:遠征〜Red Moon Calls Insanity〜

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各国の騎士団の任務のひとつに、結界を突き破って実体化し、人間に害を成すモンスター討伐がある。汎大陸戦争の時代には、彼らモンスターは攻撃用生体兵器として重宝されたが、その無差別的な攻撃本能と絶大な攻撃力のために、戦争終結後には結界に封印されたはずだった。アジェンタス騎士団での任務も、たまに実体化するモンスターの掃討がほとんどであった。
〈鬼の河原〉と呼ばれる荒涼とした岩場付近で、のっぺりとした姿の人型モンスターの徘徊を確認したアジェンタス騎士団の一行は現地に赴くが、武器を手にした知的モンスターの攻撃に苦戦する。その戦闘のさなか、油断したセテは敵の攻撃を受け、重症を負うことに。味方がやられ、孤立無援、満身創痍の状況でレトはセテの手当てと看病に砕身するのだが……。

Act.1

〈鬼の河原〉と呼ばれる荒涼した土地で、人型モンスターの徘徊が確認された。アジェンタス騎士団は彼らの殲滅のために現地に赴いたが、指揮官のペトルーシはセテが気に入らない。指揮官のイヤミをかわしつつセテとレトたちは討伐の指示を待つのだが……。

Act.2

モンスターの一時退却で、怪我人の手当てに時間を割くことができるようになった討伐隊の一行。味方は相当数負傷あるいは死傷しており、油断したセテも敵の一撃を受けて重症を負った。孤立無援の彼らは、スナイプスの援軍の到着を待つしかできなかった。

あとがき

オリジナルSFファンタジー小説『神々の黄昏』の「番外編:遠征〜Red Moon Calls Insanity〜」あとがきです。

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