プロローグ:空中楼閣の聖騎士

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アジェンタス騎士団領の四方を守る天然の防火壁、アジェンタス山脈。その雄大な山々の遙か上空、東の空が、朝でもないのに黄金に輝いていた。大陸史では汎大陸戦争が勃発する前にも、このような黄金の空が輝いたと伝えられることから、人々は再び大戦乱の世が訪れるのではないかと不安に打ち震えた。
しかし少年セテには、それが禍々しいものであるという気配はみじんも感じられなかった。そこで彼は悪ガキ連中を集め、無謀にもアジェンタス山脈に登ることを決意。山の入り口は有刺鉄線で立ち入り禁止になっており、入り口付近には化け物が出るというウワサがあったにもかかわらず、少年たちは小さな冒険を始める。
そこで伝説の片鱗に触れることで、自分の人生が大きく変わることも知らずに。

Act.1

アジェンタス山脈へと続く道の入り口にある有刺鉄線を越え、深淵へと続くような洞窟に足を踏み入れたセテたち。中は意外に広く、暗闇にも関わらずほのかに緑色に光っているように見えたのだが、そのとき、異様な気配とともに空気を揺るがすような声が響く。

Act.2

突然目の前に開けた光景に、セテは目を見張る。アジェンタス山脈中腹にある広場ではないことに気付いてあたりを見回すのだが、そこに広がるのは見たこともないような建物の残骸ばかり。戦争か天災か、だが徹底的な破壊行動の痕跡であることは確かだった。

あとがき

オリジナルSFファンタジー小説『神々の黄昏』の「プロローグ:空中楼閣の聖騎士」あとがきです。

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